2015年10月16日金曜日

ホリー、裏磐梯へ行く

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10 月 3 日朝 5 時。

おでかけするなら絶対ホリーも行くんだかんね、と玄関でスタンバイするホリー。

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何度もおでかけしたから、レンタカーに乗るのもスムーズに。おとーさんの運転で一路北を目指します。目的地は、福島県。おとーさんが毎年参加している「裏磐梯山岳耐久レース」に、ホリーも一緒に出かけるのです。

高速道路の強い味方は、佐野サービスエリアのドッグラン。上下線どちらからでも利用できるのがうれしい。

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ランだけでなく、芝生も気持ちいいの。

ホリーが案外落ち着いていたので、高速での休憩はここ 1 回。他に、那須高原 SA にもドッグランが併設されているようです (下りのみ)。

ホリーがよいこで頑張ってくれたので、予定よりも早く裏磐梯に到着。ご褒美に曽原湖のドッグランへ。

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ペンションラーラ さんの敷地内にあるドッグラン。

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曽原湖の向こうに磐梯山を望む、素晴らしいロケーション。

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1 回 千円 (時間制限は特にないよう)で利用できます。

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「湖にも行ってみたいな」

またおてんばしてどろんこにならないように!

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犬連れで利用できるハーブスペース Bandia でおひるごはん。

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テラス席で食事ができます。

ソーセージを挟んだサンドイッチがむちゃくちゃおいしかった。パリッとしているのにしっとり柔らかい。パン好きな我が家は、かなり盛り上がり、おやつパンを 4 つも買ってしまった。すてきな奥さまがホリーに優しく話しかけてくれました (ホリーは相変わらずそっぽを向いておりました・・・)。

そろそろ時間がきたので、おとーさんがレースの登録とガイダンスを受けるためにいこいの森グリーンフィールドへ移動。主催のもくもく自然塾のスタッフさんたちが、にこやかに出迎えてくれます。登録をすませたら、ガイダンス開始までにまだ時間があるということで、わんこでも入って良いエリアを教えて貰い、散策してくることに。

<<この先にある「雄国沼」は犬の立ち入り禁止だそうです。>>

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あしたおとーさんこの道走るのかな?

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ホリーはおとーさんと走るのがだいすき。一緒にレースに出られたらいいのにね。(鳥見たら追っかけてすっとんで行っちゃうから、無理よね・・・。)

おとーさんがコース ガイダンスを受けに行っている間、私とホリーは車の中で待機。朝はやくて寝不足だったので、うとうとしてしまいました。

おとーさんが帰ってきたら、これから 2 泊お世話になる宿に移動。

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ゲストハウス サンディーズ

ここが、ほんとうにもう、わんこ連れ OK でありながら、すってきなお部屋と贅沢なお料理をたのしめる、夢のようなお宿でして。

おぼえがき:

ペットの宿泊条件を守りましょう。

・ フードや食器、ペットシーツ、ベッド等、犬用の装備は持参。

・ 玄関近くに犬の足洗い場があり、足ふきタオルは用意されています。

・ うんちは持参のビニール袋で拾ったら、専用のごみ箱に捨てさせてもらえます。

・ わんこは食堂や、共同風呂の脱衣場まで連れて行けます。(ホリーはお風呂を怖がるので、お風呂には連れて行きませんでした。)

・ 人間が持参すべきなのは、パジャマと化粧品や髭そりくらい?それ以外は、宿泊に必要な大抵のものはそろっていそう。CDプレイヤーや、お茶やコーヒーのセルフサービスもある。

・ 他では味わえない、まぼろしの日本酒がのめるらしい。おっさんはレースがあるので、初日はがまん。

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磐梯山が望める和室

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気分が上がりますねー。

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看板犬サンディーくん、なんと 90 kg!のセントバーナード。とってもフレンドリーな優しい子。なのにホリーはその大きさにびびりまくる・・・。

お料理は、こだわりの食材を選びぬいて、一番おいしい方法で出してくれます。なにもかもが美味しすぎてうっとりしてしまいます。貧乏性の我々は、「こんな生活をつづけたら、ダメになってしまうかもしれん」と言い合いつつ堪能しました。

犬連れ OK の宿ではとても珍しいことに、食堂にも犬を連れて来られるので、ホリーもちょこちょこ、テーブルの下でお相伴にあずかりました。

そして、深夜 1:30 にレース会場に向けて出発する (レースのスタートがなんと深夜 3 時だとか)というおっさんは、そうそうにアイマスク着用でベッドに入りました。

しかし、ホリーがなんだか落ち着かない。ドアの前で、逃げ出したいそぶりをする。身体がぶるぶる震えてる。なになに、どうしたー!?

ホリーが怯えている原因はなんだろう、と注意して周囲をチェックしてみると、その原因の元が私の頭上を通り過ぎた。ハエだ。夕暮れ時にデッキでコーヒー飲んだときに、うっかり網戸を閉めなかったのがいけなかったらしい。

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ホリーはハエの「ぶーん」という羽音が怖くてしょうがない。家にいるときは別の部屋に逃げて行けるけれども、お宿ではそうもいかない。

ハエは天井に停まっていて、私では手が届かなかった。寝入ったばかりのおっさんを起こすのはためらわれる (寝不足で山に入ると、大変なことになるかもしれないし)。そこで、フロントに行ってご主人に殺虫剤を借りられないかきいてみた(おさわがせ;)。殺虫剤のほか、テニスラケットに電撃が流れるタイプの虫取りも貸してもらった。ねらいをすまして、ラケットを振り、あっという間にハエ撃退。

「ホリー、やったよ!やっつけたよ!」

と意気揚々と報告したのだけれども、ホリーはいっぱいいっぱいの様子で聞く耳もたない。挙げ句は寝ているおとーさんのベッドに強引に潜り込もうとする。

しかたないのでしっかり抱っこして、背中を撫でる。いつもは抱っこが嫌いで逃げ出そうとするのに、よっぽど怖いみたい、おとなしくくっついている。身体を硬直させて、一定の間隔で身体をぶるぶるっ!と震わせているホリーを見ていると、なんだか可哀そうになってしまった。

こんなところにまで連れて来てしまったのは、飼い主のエゴだったのかな。ごめんね。

そのまま一夜を明かす覚悟もしたけれど、腕がしびれていったん膝から降ろすと、おずおずと自分のベッドに歩いてゆく。持ってきたホリー用の毛布で頭まですっぽり覆ってやると、やっと落ち着いた様子で静かになった。どうやら私も眠れそうだ。

深夜すぎ、おとーさんが出かけて行ったときも、ホリーはベッドから静かに見送った。

翌日は、朝からホリーと 2 人きり。おいしい朝ご飯を食べ、裏磐梯の長い散策に出発。念のために、お宿のご主人に、犬連れが禁止の区域を確認しておく。

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レンゲ沼周辺をハイキングしたんだけど、私の方向音痴発動で、堂々めぐりのあげく、入った道と同じ道に出てきてしまったりして・・・。

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今年は、紅葉も速いみたい。当たり年だそうですよ。

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すてきなところです。

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曽原湖遊歩道へ。静かで人の気配がない。熊さんに遭わないように、注意して行こうね。

遊歩道に入る前に、自販機で水を買い足しておこうとしたら、お金を入れたのにうんともすんとも言わない。130 円損した・・・。泥棒自販機ー!

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遊歩道出口。「曽原湖ランニング・コース」だったのね。道は舗装されて歩きやすかったけど、木が繁っていて湖はあんまり見えなかったなぁ。

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おとーさんが参加しているレースを主催している「もくもく自然塾」前にやってきた。看板犬のカッコいい一歩くん。立派に番犬しています。ホリーはほえられちゃった ^^;

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そして、昨日もやってきた「ハーブスペース Bandia」さんで休憩。ハーブティーでリフレッシュし、お昼御飯用と、レース後のおとーさんへのおみやげにまたもやパンを買いました。うちの近くにも、こういうところがあればいいなぁー。きっと毎日通う。

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合計 4 時間ちかくゆっくりお散歩して、お昼過ぎにお宿に帰って来ました。

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ホリー、おつかれ。ベッドへ直行。

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自から毛布の中に潜り込んでゆきました。

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私は、読書して過ごしました。犬ぞり師になるために海を渡り、孤軍奮闘しつつも夢をかなえた、たくましい女性の手記。すごく面白いので、あっという間に読み終えました。

夕ご飯前にもう一度ホリーの散歩に出かけたら、丁度レースを終えたおとーさんが帰って来ました。手には賞状が! 「棚からぼたもちで 3 位になった」そうです。なんでも 3 位の方の装備に不良があってペナルティが課されたため、繰り上げで 3 位に昇格してしまったとか。あらら・・・。本当の 3 位の方は、「ナイスガイだった」そうで、不運な結果にもネタになると笑いとばしておられたらしい。ちなみにうちのおっさんも昨年、コースを間違えたせいで、完走したのに失格になっている。

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お待ちかねの夕食では、昨日飲めなかった、サンディーズのご主人ご自慢の日本酒を味わい、うれしそうなおっさん。

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牛にあわびに鱧。しばらく夢に見そうです・・・。

その夜は、多少そわそわしたけれど、前夜よりは落ち着いて眠れたホリーでした。

翌朝、ご飯前にホリーと散歩。だいすきなおとーさんが一緒なので、私しかいないときよりも、明らかに元気で楽しそうなホリー。すこしやきもちを焼いてしまいそうです。

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サンディーズ最後の朝ご飯。

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たくさん食べました。

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ホリーもすっかりくつろげるようになりました。(ご主人が、おとなしい子だし、他にお客さんがいないからリード外してもいいよと許可してくれました。)

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ありがとう。ほーちゃんが頑張ってくれたおかげで、家族旅行ができたね。楽しかったよー。

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最後に、サンディーくんと一緒に。ありがとう。また来たいなぁ。こんどは、カヌーやスノートレッキングにも挑戦してみたい。

ホリーを我が家にむかえるとき、おっさんから「もう旅行に行けなくなるけどいいの?」と聞かれた。私は、「犬と暮らせるなら、旅行には行けなくてもかまわない」と答えた。

ホリーは、うちに来る前から「車酔いがひどくて、車を見るだけでも怖がる」子だったそうだ。

だから、ホリーと一緒に旅行をするなんて、最初は考えてもいなかった。

おとーさんがホリーを大好きになって、レンタカーを運転してホリーを遊びに連れ出してくれるようになり、ホリーもすこしずつきらいな車に慣れていってくれた。そして、2 年半めにして、こんなに遠くまでホリーと一緒に旅してくることができました。

どんどん、一緒にできることが増えるのって、うれしい。

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ホリーのバースデー写真。10 月 7 日に 3 歳になりました。

4 件のコメント:

  1. ホリー、3歳のお誕生日おめでとーーー♪
    おとーさん、おかーさんの旅行のごちそうに匹敵するくらいの
    ケーキだねぇ。
    車やハエを除けば(笑)、お山もなによりのプレゼントだった
    事でせう。あっ、因みにS嬢はハエはパクッっと捕まえようと
    追いかけます。実績は0ですが。。。

    雪山、カヌー、海。。。人間だけとは違った旅になるけど
    満喫してね〜。(くまも一緒かな?)

    そうそう、伊豆トレイルラン
    (http://www.izutrailjourney.com/outline.html)のスタートは
    そらこ地方です。老人と学生しか見かけない(笑)そらこ地方が
    ランナーであふれるらしい。信じられない人はいっぱいいるんだわね。
    (山を走るなんてアンビリーバボー)

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  2. boss さま

    ありがとうございます。ホリーも3歳、もう子犬とサバは読めません。

    伊豆トレイル・・・聞いたことがあるような、
    と思ったら、まさに私が夏中、ホリーの散歩のときに愛用した速乾性Tシャツに、
    「IZU Trail journey」のロゴがありました。
    (たしか一昨年くらいに夫がゲットしてきた参加賞のようです。)
    そらこ地方は伊豆だったんですね。
    よいところですよねー。
    その節はうちのランナーがお騒がせしてすみません^^;

    そら先輩、ハエをぱくっといきますか!
    ホリーは鴨を見かけると常に臨戦態勢ですが
    「ハエごときを怖がる子に、鴨を倒せるわけがないよ」と言われています。

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  3. ホリー、お誕生日おめでとう!
    すご~い! 一気に遠出して来ましたね!
    私も、10年前に、こちらのお宿で飛露喜の味を覚え、日本酒にはまるきっかけになりました。
    裏磐梯は、冬にイヌと一緒にスノーシューもとても楽しいですよ。
    パパさんと一緒にマラソンするのが好きなホリーなら、雪の上を一緒に歩くのも、楽しめると思います。
    機会があったら、ぜひぜひ!!

    パパさんもホリーも、苦手な車を克服ですね。笑
    愛の力は素晴らしい!!

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  4. ワンのろ さん
    ありがとうございますー。
    あっという前に 3 回目の誕生日を迎えたホリーです。

    サンディーズに行ったことがおありなのですね♪
    10 年前なら、サンディーは初代のゴールデンちゃんだったのかな?
    「飛露喜」、私は飲めないので残念なのですが、夫はしっかり堪能しました。相当おいしかったみたいです。

    おととしの大雪のときに、ホリーは飛び跳ねまくり、むちゃくちゃ喜んでいましたので、雪は大好きだと思います。
    いつか、雪原を走りまわらせてあげたいなー。
    雪道の運転となると、夫には特にハードルが高いらしいのですが、その辺もホリーへの愛の力で乗り越えてくれるかしら。

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